日本都市計画学会 計画設計賞受賞気仙沼 PIER7

2020/07/01

気仙沼内湾ウォータフロントの地域主体による復興デザイン
-港町の景観・文化の継承と安全性の確保を両立した都市デザインの実現-

東日本大震災にて被災した気仙沼内湾地区に、防波堤と一体化した海岸公園、観光商業施設と交流プラザを整備したもので、海と町が一体となった都市デザインによる港町の景観の再生に加えて、被災地における活動事業の復興にも貢献し得る機能用途を実現しています。
津波に対する安全性の確保と、地域固有の景観・文化の継承のふたつを両立させるために要した各種の調整を行った計画プロセスには、津波災害の被災地に対する復興デザインとして新規性が認められる点、地域住民と行政の協議による丁寧な合意形成を経て計画が策定され、複数の所有にまたがる施設の整備後の運営については、まちづくり会社が中心となってエリアマネジメントをすすめている点などが評価されました。

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