小川 明穂(2020年入社)

  • まちづくり

日々新しいことに触れる楽しみ

Profile

小川 明穂(おがわ あきお) まちづくり

2020年入社。名古屋支社配属となり、再開発プロジェクトの企画段階、まちづくり検討組織立上げ、といった初動期業務に従事。2021年度より東京本社に異動し、主に事業推進コンサルタントとして三田小山町西地区、東池袋一丁目地区を担当。
幼少期は親が転勤族であったため地方を転々とする。大学以降は横浜在住。

二百数十人という規模の魅力

私は就職活動の際、ゼネコンから組織設計、都市計画コンサルタントまで幅広く調べていたのですが、RIAからはどこか他と違う個性を感じ、入社を決めました。実際に入社してみて、二百数十人という規模の組織であるからこそ、まちづくりの分野で最前線にいられる、それがRIAの一番の特徴かと思います。
例えば、職場には意匠、計画、構造、設備を含め、多くの先輩方がいるため、すぐに気になることを聞ける環境であり、仕事にあたって会社の知名度を活かすこともあるような大企業的な側面があります。一方で、個人である程度自由に動き、仕事を受け、地域に会社名ではなくその人の個人名で認知されているような上司もいますし、若手にも積極的に仕事を委ねてもらえるような、小規模特有の特徴も兼ね備えていると感じます。

再開発を基点とした広い世界

私は今、再開発事業の権利変換計画策定という、工事着工に向けて事業がまさに進んでいく局面に携わらせて頂いています。再開発事業に関わるということは、それを専門にする人のみによって進められる閉じられた仕事のように感じていたのですが、実際には広い世界が広がっていました。
計画系の実務ベースとしては、意匠、登記、税務、測量、不動産鑑定、弁護士、土木、パース作成、補償、商業コンサル、銀行、デザイナー、行政…など、たくさんの関係者と協力しながら、自分でも理解し、推進していくことになります。一方で、多種多様な価値観や背景をもつ地元の皆様とコミュニケーションを取り、世間話をし、その誰もがわかりやすい説明をすることが求められます。
ルーティン的な仕事はほとんどなく、地区によって課題は全く異なり、日々勉強の毎日ですが、これだけの人が一丸となって1つのものを作り上げていく過程はとても面白いと感じます。

私が関わらせて頂いている三田小山町西地区です

地域に長く関わる

学生時代は地域に入りこみ、ソフト的なまちづくり活動に取り組んできたので、その延長で、週末にイベントを開き、地域で活動するような働き方を考えたこともありました。社会人になって大規模な開発を行うことになりましたが、ソフト的なまちづくり活動と根っこは同じであると気づきました。
再開発プロジェクトは検討開始から完成まで本当に長い時間を要します。(今取り組んでいる地区は平成3年から検討が始まっています。)再開発事業に携わるとその間、時に地域行事を手伝い、時に地域の相談ごとにも乗りながら、長い時間をかけて地域の人と接していくことになります。(ずっと一つのプロジェクトだけを続けていることはないのですが。)
先輩方を見ていると、地元の方と、買い物に行くならどこに行くか、あそこの飲み屋はどうだとか、こんなまちになったらいいよね、なんてことを地域の人以上に詳しく話していたり、完成した地区で権利者の方が経営している飲食店に今でも楽しそうに遊びに行きながら、真剣にまちの将来を考えていました。実はまちづくりとしては、とても地域に密着したものだなと感じています。
特にRIAは、個人で住んでいる方が多い地区に関わることがよくあり、社内でもそういった地区での地域密着のまちづくりにやりがいを感じている方が多いように思います。

卒論の対象地、横須賀の谷戸です。他にも学生時代に、南万騎が原、高山など色々な個性をもつ地域に関わらせて頂いていましたが、当時も今もそこに住んでいる人の暮らしが少しでもよくなれば、という考え方は同じです

新しいもの好き

 社内には、まちあるきや建築が好きな方が当然のように多いようで、新しいスポットができるとすぐに行って感想を語り合っています。(RIAには国内研修制度という、いつでも全国好きな事例を見学に行く費用が支給される制度があります!)
 一緒に仕事に取り組む皆さんと、ぜひまちの話から趣味の話まで、色々な新しい話を共有できればと思います。

冬は雪山へ…