森岡 歩美(2016年入社)

  • 意匠設計

RIAの採用面接はとても印象的で、私の卒業設計にこれでもっと良くなるよ!と一押しの提案までしてくれました。

Profile

森岡 歩美(もりおか あゆみ)意匠設計

2016年入社。初年度は大阪支社配属となり、ホテル本能寺のプロポーザルから基本設計に携わる。2年目から東京本社に配属し、企画設計室にて2年間様々なプロポーザルに取り組む。その後、設計本部に異動し、神奈川大学横浜キャンパス図書館改修の設計監理を担当。現在は福祉施設、再開発等に取り組む。野球部に所属し、他部署の人との交流を楽しんでいる。

入社の決め手は採用面接でのエスキス

公共施設の設計に携わりたいと思い、組織設計事務所を志望しました。いくつかの設計事務所にエントリーする中で、RIAの採用面接はとても印象的で、今でもよく覚えています。
私の卒業設計に対して様々なアイディア出しをしてくれて、最終的には、これでもっと良くなるよ!と一押しの提案までしてくれました。(笑)面接の場で、私の評価というより目の前の設計に真剣に向き合う姿が新鮮で、実際の仕事に対しても同じように真摯な姿勢で取り組んでいるんだろうなと感じました。この会社でこの人たちと働いてみたい、と心惹かれてしまいました。

まずは自分の考えを伝えることからはじめる

2年目以降配属となった企画設計室では、次から次へとプロポーザルにチャレンジし、まさに千本ノック状態でした。一人一案を持ち寄ってアイディア出しをしたり、短期間で提案書やプレゼン準備を行う中で、自分の意見を発言する機会が非常に多かったと思います。
実際に私の案が採用されたことがありましたが、やりたいことが明確で、それがパースに(たぶんかっこよく)表現されていたことが決め手となったそうです。そこから自分の案を全員で改良していく場面では、設計してるなあ…と非常にやりがいを感じました。知識や経験が少ない中でも、自分の考えを全力で伝えることが設計の第一歩かなと思います。

一番のモチベーションは竣工時の達成感と感謝の言葉

入社4年目で担当した神奈川大学横浜キャンパス図書館改修では、実務経験がほとんどない中で、窓口業務や設計説明、会議の段取り進行など、急にプロジェクトを主導する立場に立たされ、最初はかなり戸惑いました。しゃべりも下手でしたね(笑)
それでも会議を重ねていくうちに少しずつ説明が上手くなって仕切りもスムーズになって、徐々に関係者からの信頼を得られるようになったと思います。
RIAが設計した歴史ある作品の改修でもあり、自分には荷が重いとプレッシャーを感じていましたが、必死にやった結果、大きな経験値となり確実に成長したと思います。竣工式では、達成感でいっぱいなのと感謝の言葉が何よりも嬉しくて、お客さんに喜んでもらえたことは次の業務へのやる気につながりました。

初めて竣工まで担当した神奈川大学横浜キャンパス図書館

 

設計から現場監理まで一貫して担当し、
ものごとを決めることの責任を実感した

「設計は決断の連続だ」と上司から教えを受けたことがあります。建物の配置を決めて、プランを決めて、高さを決めて、仕上を決めて…、ひとつひとつ決断をしていくのが設計だという意味なのですが、正直、現場監理を経験するまではピンときておらず…
初めての現場監理で設計図通りにどんどん建物が完成していく様子を目の当たりにし、図面が実際の建物になる緊張感みたいなものがありました。自分たちが選定した仕上材が実際に施工されると、自分が決めたことはこうやって実現するんだ…と、設計の責任を強く感じましたね。一本の線の重みってこれか!と思いました。
RIA設計部では部署ごとに用途や設計フェーズが決まっていないため、ひとつのプロジェクトを設計から監理まで担当できるチャンスがあります。建物の完成まで決める事は山のようにありますが、責任もって最後まで自分で担当したいなと思います。

現場監理での打合せは最終決定に向けた緊張感があります

 

気軽に会話できる人間関係が仕事の支えになる

社内の風通しはとても良いと思います。オフィスはフリーアドレス制でまわりの人とコミュニケーションが取りやすい環境ですし、1年目は大阪支社で勤務していたので、他支社とも情報交換できる関係です。また、野球部にも参加していて、練習や大会を通じて関わりの少ない他部署の人達とも交流の機会があります。先輩後輩関係なく、気軽に雑談したり相談できる関係が築きやすくて、社内の雰囲気はとても気に入ってます。

健保軟式大会にて活躍した野球部員たち。私はほとんど試合出てません(笑)

健保軟式大会にて活躍した野球部員たち。私はほとんど試合出てません(笑)

まちづくりという視点から設計をするために

意匠設計は「総合」と表現されることもあり、この仕事は言葉どおり総合力や幅広い知見が求められると思います。特にまちづくりのRIAでは、建築単体だけでなく広い視野で考え、多くの関係者と会話しながら設計を行います。だからこそ幅広い知識と柔軟さを身に着けていきたいし、根気よく向き合って、最後は多くの人がよかったと思えるものをつくりたいなと思います。