源 慧大(2017年入社)

  • まちづくり

長く滞在していると、まちの様子を深く知ることや、日々の変化を感じ取ることができます。

Profile

源 慧大(みなもと けいだい) まちづくり

2017年入社。大阪支社配属となり、JR西宮駅を中心に再開発の各種調査、組織立上げといった初動期業務に従事。2018年度より東京本社に異動し、主に事業推進コンサルタントとしてJR小岩駅北口地区、二俣川南口地区、新潟古町通7番町地区等を担当。
石川県金沢市出身。

 

入社したきっかけ

元々は建築設計がしたくて大学に入学しましたが、興味の対象が徐々に単体の建物から街並みや都市計画といったより大きなスケールに変わり、幅広くまちづくりや空間でデザインに関われる仕事に携わりたく思いました。就職活動の中で、RIAで働いてみたいと思ったのは、様々な地方都市のまちづくりを推進していること、地元 金沢市のなじみ深い会社であることがきっかけでした。

 

まちに滞在し、深く読み解いていく

現在(20227月時点)担当しているJR小岩駅北口地区の再開発では、着工に向けて準備をしています。これまでに事業計画の作成や施行者組織(再開発組合)の設立、権利変換計画の作成といったフェーズを何年もかけて進め、ようやく、まちが「生まれ変わる」スタートラインに立てました。

2022年7月現在の小岩駅前(これから生まれ変わります!)

完成予想図(再開発組合ホームページより引用)

大規模な再開発プロジェクトですので、地元住民や行政、デベロッパー、ゼネコンといった事業関係者も非常に多くなります。その中で、「このまちがどうあるべきか」というビジョンを持ち、全員の理解を得ながら事業をマネジメントしていくのが私たちの役割ですので、仕事は会社で作業をするというよりは、現場での打合せや地元の勉強会・説明会等の対応のほうが大きなウェイトを占めます。
現場に長く滞在していると、そのまちの様子を深く知ることや、日々の変化を感じ取ることができます。また、地元地権者・住民の生の声を聞くこともできますので、「誰のためのまちづくりなのか」「ここの部分はどうデザイン(計画)すべきか」ということ等を常に考えさせられます。そうした環境に身を置くことで、新しいアイディアを出すことにつながるので、この仕事のスタイルは楽しく思っています。あとは、現地で昼食や仕事終わりの一杯も楽しめたり、面白いお店を発見できたりと、仕事に関係なくそのまちの良さを知るきっかけづくりにもなっています。

 

自分の「やりたい」を貫ける職場環境

RIAは部署に関係なく風通しのよい職場だと思います。私自身、新しいアイディアを考えるのが好きですが、上司や同僚がそのアイディアをしっかり聞いてくれて、リアクションしてもらえるので、積極的に発言がしやすいです。
比較的早い段階から自ら考え、動く仕事を任せられるので、もちろん責任もついてきますが、自分の「やりたい」を早くから形にできることにやりがいを感じられます。再開発事業では元々その土地に住んでいる・お店を営業されている方々の生活再建~事業完了後の人生~についても考えなければなりませんので、配置計画に反映させていくためには、その人を深く知り、意見をよく聞き、自分事のように考えていくというスタンスで臨むことが必要です。議論に議論を重ねて、本人の納得のいくプランにできた時の満足そうな反応を見れると、達成感があります。また、そうした丁寧なやりとりを続けることで、相手とも少しずつ打ち解けて、本音をお聞きできる関係性を築けました。

真剣に働いています(笑)

「楽しむ」側として関わる

(みなさんもそうかもしれませんが、)街歩きが好きなので、業務の合間合間や休日などに、他のエリアに散策に出かけます。その時はプランナーという鎧は捨てて純粋にまちを「楽しむ」側として過ごすようにしています。そこにどんな人が住んでいて、どういう場所が人気で、といったことを単純に見て楽しむのが好きなので、人が集い賑わう楽しい空間づくりをする今の仕事に自然と活かされているのかなと思います。

最近のお気に入りは下北沢のBonus Trackです

人の暮らしをデザインする会社 RIA

RIAは建物・都市空間を設計する仕事ではありますが、まちの主役である「人の暮らし」をデザインすることを大切にする会社だと認識しています。良いものを作るためには、自分たちもその主役の一人として「暮らし」を楽しむことが大事だと思いますので、同じようなマインドを持った方と一緒にお仕事ができればうれしく思います。