高田 涼平(2022年入社)

  • 意匠設計

「やりたいこと」にこだわりを持って取組める、個性豊かな組織

 

Profile

高田 涼平(たかだ りょうへい)  意匠設計

 2022年入社。1年目は東京本社にて、岩手県八幡平市の子育て施設・図書館からなる駅前交流施設の基本・実施設計に携わる。2年目より大阪支社に異動し、現在は梅田のオフィスビル建替え計画の基本設計、京都の小中一貫校の基本・実施設計に従事。その他、再開発の企画業務や学校のプロポーザル、RIAホームページ改修等に参加している。埼玉県出身。

 

 フラットで風通しのいい環境で、より良い建築を追求する

学生の頃から街との関係性や繋がりを意識しながら設計を考える事が多かったため、組織設計事務所の中でもまちづくりを得意としているRIAを知って、興味を持つようになりました。

また就活時にRIAOB訪問をした際に印象に残っているのが、若手所員と上司との関係性が一方的なものでなく、建築・まちづくりを考える同じ仲間として、対等に接しながら仕事に取り組まれている事でした。その時は丁度東京オフィスの移転計画の最中で、若手もベテランも対等に意見をぶつけ合いながら物件の選定やオフィスのレイアウト検討などして計画を進めている話を聞き、互いの距離感や社内の雰囲気の風通しの良さが分かり、ここで働いてみたいと思うようになりました。

面接の際には、作品のプレゼンに対する質問だけでなく、設計の内容について、「こうしたらもっと良くなるのではないか」、「こういう使われ方も提示できるのではないか」など深い部分まで踏み込んでアドバイスや意見を出して下さった事が印象的で、より良い作品を追求する姿勢に惹かれ、入社を決めました。

 

協働して創り上げる事の大変さと面白さ

入社して一番最初に実感した事は、一つの建築を創り上げる為には、様々な場面において、多くの人達と関わりながらデザインを決定していくプロセスが存在している、ということです。

建築の設計には、意匠・構造・設備の設計者に加え、メーカー、行政、審査機関等、様々な立場の人々が関わっています。学生の頃は自分の好きなように設計を考えていましたが、寸法や仕様を決定し、図面に落とし込んでいく際には、こうした様々な人々との打合せが必須となってきます。

1年目に担当していた八幡平市の駅前交流施設の設計では、施設の中に子供たちの遊び場の機能が入っていたため、遊具デザイナーの方と設置する遊具について多くの検討を重ねました。特に建物の構造にも関わるネット遊具の部分では、RIAの構造担当の先輩にも条件や仕様を相談しながら、ネットの形状や支持方法を決めていきました。

現在は大阪支社に配属し、プロポーザルで特定された小中一貫校の基本設計と実施設計をしています。まだまだ分からない事も多いですが、対話を重ね、手を動かしながら考える事で、イメージが具体的な形になっていく面白さを実感できます。

八幡平市の駅前交流施設の検討模型。内装や家具に県産木材を使用した空間としています。

 

 二百数十人という規模ならではのほど良い距離感

RIAの全所員数は二百数十人と、組織設計の中ではコンパクトな規模なため、所員一人一人の距離感が近く、上司や先輩の方々とも関わりやすいことも魅力の一つです。社内はフリーアドレスのため、日々様々な方と交流でき、プロジェクトで同じ仕事をしていなくても、気軽にコミュニケーションが取りやすい環境だと感じています。

また自分の所属する大阪支社は、周りが商店街のため、お昼や仕事終わりに先輩方と色々なお店に食べに行くことができ、そういった面も含め、働きやすい雰囲気だと感じています。

オフィスのフリースペースでの打合せでは、通りかかった上司や先輩などからの一言で新たな気付きや発見が生まれ、議論が盛り上がる事もあります。こうした井戸端会議的なコミュニケーションが起こりやすい事も、共に設計やまちづくりを行っていく上では大切なことだと考えています。

フリースペースでの打合せの様子。

また休日には街を散歩しながら、雰囲気の良い本屋や食堂、銭湯を巡って、気分をリフレッシュしています。新たに良い銭湯に出会えた時には、街の中にお気に入りの場所が増えていく感覚があり、街の魅力をより発見できる楽しさに繋がっていると感じています。

休日は銭湯やサウナで体を癒してリフレッシュしています。

 

「やりたい」気持ちを尊重する、開かれた環境

RIAは所員の「やりたい」という気持ちを尊重する土壌のある組織だと感じています。私が1年目の時、インテリアの検討でどのようなデザインにするか悩んでいた時、上司に「高田さんのやりたいデザインを通してください。」と言われ、自分の案を実現するために仕上やレイアウトを検討し、提案をブラッシュアップしたことは今でも印象に残っています。他にも、会社のホームページの改修や、まちづくりの実証実験に携わったりと、若手に対しても機会が開かれている組織だと感じています。

こうした土壌のある組織だからこそ、今後も自分のやりたい事に対してこだわりを持って建築を創り上げていきたいと考えています。