【着工】山形銀行本店建替計画

2024/03/22

 

弊社が設計に携わった⼭形銀⾏本店建替計画 (七⽇町第8 ブロック南地区暮らし・にぎわい再⽣事業)が着⼯いたしました。

計画地は⼭形のまちづくりの要となる⼭形市の中⼼市街地であり、周辺にも様々な開発が計画されている官庁ゾーンに位置しています。

本計画は、銀⾏本店の建替を契機に、「にぎわいの場」をつくり、中⼼市街地の賑わい形成に寄与し地⽅創⽣を先導するプロジェクトです。
国⼟交通省の暮らし・にぎわい再⽣事業を活⽤しながら、県⺠市⺠に開かれた全天候型のにぎわい広場、多⽬的ホール、シェアスペースを整備します。
また、ZEB Ready 取得をはじめ、環境配慮に関わる取組も多く実践しており、国⼟交通省の令和5年度サステナブル建築物等先導事業(省CO2 型) にも採択をされています。
にぎわいと環境配慮の両輪でまちづくりを牽引する施設としています。

建築デザインコンセプト

にぎわいを纏う

「にぎわい広場」「多⽬的ホール」「シェアスペース」といった「にぎわい」を⼭形銀⾏本店が⾝に纏う様⼦をそのままカタチに表現します。
地⽅創⽣に取り組む銀⾏の姿勢を表し、新しい⼭形銀⾏本店の顔となります。

 

山形を牽引する環境への取り組み

()- ⼭形の気候に合わせた⾼性能ダブルスキン外⽪
太陽自動追尾型の電動外ブラインド、雨風温度センサーと連動した電動オペレーターによる自然換気、合せガラスとLow-E複層ガラスの組み合わせによる高性能ダブルスキン外皮によって、外気負荷を低減し、開放性と遮音性を向上させる。

()- CO2 効果の⾼い設備機器の採⽤
寒冷地において効率の良い空調機器の採用や、LED 照明や無線による調光制御と連動した昼光利用等の組み合わせによって、山形県で新築10,000㎡以上で初めてのZEBReadyを達成。

()- 地産地消を促す県産材の積極的活⽤
広場・多目的ホールの内装、基準階の外装などの県民市民の目に触れる場所には木材を使用することで、親しみやすさと木材の炭素貯蔵効果による省CO2効果を発揮する。地産地消の促進により、製造・運搬によるCO2排出を抑制する。

()- ⼭形をリードするさまざまな省CO2 技術
省エネ技術の見える化の1つとして、山形で初となる親しみやすい位置に建材一体型太陽光発電の採用、将来の電気自動車化への対応、BEMS BCP 対応など様々な省CO2 技術を導入することで、排出抑制だけでなく技術の普及にも貢献する。

 

事業名称 ⼭形銀⾏本店建替計画
(七⽇町第8ブロック南地区暮らし・にぎわい再⽣事業)
事業
コンサルタント
株式会社アール・アイ・エー
基本設計 RIA・本間設計共同企業体
実施設計 本間設計・RIA共同企業体
監理 本間設計・RIA共同企業体
施工者 ⼤林組・千歳建設・⼭形建設・渋⾕建設・市村⼯務店共同企業体
主要用途 事務所、集会場、店舗、駐⾞場
敷地面積 3886.85
延床面積 14,707.89
高さ 36.2m

令和5年度サステナブル建築物等先導事業(省CO2型)